2006年2月、新型ストーカ式焼却炉が本格稼働しました。
2006年2月、新型ストーカ式焼却炉が本格稼働しました。この新焼却炉は、3段階のストーカ式で連続的に燃焼させることにより、焼却効率が大幅にアップしました。
しかも、煤塵(ダイオキシンを含む)等をバグフィルターで除去し、かつ塵の低減化により、無公害化を維持できるようになりました。
左図:新焼却炉の炉内の写真
2005年、当社は焼却炉の新設炉を設置。旧炉のやり替え工事を模索したが、効率よく焼却するにはストーカ式で、連続的に焼却できる新型炉が最適と判断し、新型炉の建設を決意しました。
その施工と許可取得には焼却炉施行・申請の経験豊富な業者に依頼し、大阪市の産業廃棄物規制指導課との許可申請にあたってもらいました。
新設炉の取り扱いについては、大阪市の指定する学識経験者等の判断なども重要なことで、そこへ環境アセスメントも必要なことから、許可取得にはかなり複雑な手続きがあり、それらの手続きが全てクリアしないと許可はおりません。
また、新設炉で焼却効率を良くする必要から、少ないスペースで投入する際、隙間漏れがないよう投入方法も工夫いたしました。
右図:新設炉の写真<
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新設炉の特徴としては、ストーカ炉の回転盤を3段階設けているため、燃焼効率が上がり、ダイオキシンはほとんどでなくなりました。最終検査では、ダイオキシン濃度は0.45ng/m3nと基準値をはるかに下まわる数値になりました。
大丸興業は、この高性能で環境にも優しい新焼却炉で、より深く地域との共生を目指してまいります。